365日をH棟で

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大学院生。のんびり。

Playa Playa…(Roy Hargrove、逝く)

スマホ版のドラクエ3に興じていたところ、トランペッター、ロイ・ハーグローヴ氏の訃報が飛び込んできました。

 

昨年のブルーノート・ジャズフェスにはRHファクターが出演予定でしたが、フェスごと中止になってしまったため、生で聴くことは一度も叶いませんでした。

[追記:]と、思っていましたが、そういえば大阪で開催されたインターナショナル・ジャズ・デイ2014にロイハーも参加していました。といってもチケットが高くて買えず、会場の外からなんとか見える位置を探して、音漏れを楽しんだだけですが。当時はロイハーのことを認識していなかったので、ちゃんと聴いておけばよかったな…と後悔しています。

 

洒落散らかした(この言い方好きだな)音楽が巷には溢れまくっていますが、RHファクターをはじめとするロイハーの演奏を聴くと、途端に他のものが野暮ったく思える。それぐらい、洗練されていて、丁寧で、そして何よりグルーヴィー&ソウルフル。

 

僕はモーリス・ブラウンという若手トランペッターが好きで、そのモーリスの主催するライブに(おそらく)飛び入りでロイハーが参加した際のビデオが、YouTubeにあるんですよね。

R&B界のレジェンドが登場した瞬間のキュッと締まった空気や、足し算で場を盛り上げるモーリスに対して、引き算で必要最低限の音だけを出し続けるロイの対比が最高!

2:09〜の「坊や、グルーヴってのはハイトーンやアウトフレーズを見せびらかすことでないだろう?」と諭すような単音の連発はシビレる。こんな基礎練習のようなフレーズで場を爆発させられるのは、世界でロイハーただ1人だけでしょう。お気に入りのビデオの1つです。

 

個人的にはサイドメンとしての印象も強く、ジョン・メイヤーディアンジェロの諸作品で聴ける、多重録音によってベッタリと厚塗りしたホーンセクションの音が大好物でした。特にディアンジェロの音楽は、スモーキーなトランペット1本でホーンセクションを完結させたからこそ、あの雰囲気が出たのだと思います。(サックスをやっている身としては悔しいけど)

 

享年49。若いなあ。

病気で一時は歩くのも辛く、座りながらトランペットを吹いていたと聞きます。

[追記:]腎臓を悪くしており、人工透析を受けるための入院中に亡くなったそうです。ドラッグの影響かは不明です。不確かなコトは言わないほうがイイかも。(↑の文もチョット編集しました。)

 

天国にはクリフォード・ブラウンマイルス・デイビスもいるんだし、トニー・ウィリアムスがいればジョージ・デュークもいる。トラッドなジャズもファンキーなソウルも演奏し放題ですな!きっとクリフォードやリー・モーガンも「こんな上手いヤツがいたのか!早死にするんじゃなかったぜ!」とビックリすることでしょう。歩行を支える杖も、天国ではきっと要らないはず。

僕も数十年後にはそちらへ逝くつもりなので、現世で観れなかった分の公演を観まくろうと思います。それまではレコードやビデオに残った演奏で我慢することにしましょう。

 

 

R.I.P. Roy Hargrove