365日をJ棟で

サラリーマンの諸々日記。買い物、音楽、日常。

Modern Lore / Julian Lage

先日、Apple Musicを始めました。

ストリーミングサービスは気になりつつも「新譜を聴く楽しみが薄れちゃってテンションが上がらないな」という訳の分からん考えが長いことありました。

アップルミュージックが登場してからも長いことCD購入派だったのですが、最近はそのCDすら買わなくなったし、新しい音楽に出会う機会もめっきり減りまして。

去年は新譜もほとんど聴かず(買わず)、周りの音楽好きな人たちから少し置いてけぼり?を食らって寂しい思いをしていたので、もう始めちゃってもいいかなと。

実際、めちゃくちゃ便利です。旧譜も聴き放題なので、今まで聴きたかったモノも含めいろんな曲を漁っています。

こういうことを言っちゃうと必ず三日坊主になるのですが、また音楽紹介記事的なのも書いていきたいところです。

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Modern Lore / Julian Lage

 

Julian Lage (Gt)
Scott Colley (B)
Kenny Wollesen (Ds,vib)
Tyler Chester (key)

 ジャケ写、カラフル。

結構前にリリースされていたと思うのですが、今更ながら聴いちゃうヨ。

ジャズギタリストとしても「どうかしてる」ぐらい上手いジュリアン・ラージですが、本人はジャズ以前のカントリー、ブルーグラス(いわゆるアメリカーナってやつ?)なんかに関心があるらしく。
2016年にリリースされた前作「Arclight」も、アメリカの古き良き20~40'sな楽曲たちを、当時の薫りを漂わせつつも、平成元年生まれの現代っ子が完璧な歌心で演っちゃうゼ、という素敵盤でした。Make America Great Againだゼ、イェア…

カバー曲集だった前作とは違い、今作は全曲オリジナル。
今日もジュリアン・ラージは軽いクランチをかけた愛用のフェンダー社製テレキャスターを切なく哭かせ、ジャンジャカと掻き鳴らす。

 

本作にも収録されている「Whatever You Say, Henry」のライブ版。

クールで都会的なサウンドだったり、宇宙人と交信を始めそうなスペーシーなサウンドのギタリストが主流な今、こんな田舎臭い音が一周回ってキちゃうのかもしれません。
Modernナウい)とLore(伝承)という、微妙に相反する言葉を組み合わせたタイトルも、現代ジャズとアメリカーナを自由に行き来するジュリアン・ラージらしいですね。
(ニュアンスは伝わるんだけど、妙に訳しにくくてムズムズする…)

 

カラッと乾燥した空気、涼し気な風が吹き、草木の揺れる音が心地よい夕暮れの小道…このアルバムを聴いて、彼の国の田舎町でボケーッとしたくなったのは、僕だけではないハズ。

ジリジリ&ジメジメでどうにかなりそうな今日この頃ですが、せめて耳元だけは涼みたい。
干からび死しないためにも、素敵な音楽をディグってチルアウトしていきましょう。イェア…

(水分・塩分の補給も忘れずにね)