365日をH棟で

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大学院生。のんびり。

音の混ざり~♪テナーの香り~♪二人を越えてゆけ~♪

ツインテナーが好きだ!

男らしい音色、なのに色気も同居している、そして全楽器の中でも屈指のテクニシャン揃い、それがテナーサックス。

僕が持っているジャズ系CDのほとんどはテナーサックスが参加しています。そのぐらい、この楽器が好きです。

そんなテナーサックス奏者が2人揃ってスゴイことをしている名演をご紹介。

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・Harry Allen & Scott Hamilton (Cotton Tail / Duke Ellington)

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ブルースやリズムチェンジ等、シンプルな曲でで互いの個性を魅せ合う、というのはジャズの醍醐味の一つだと僕は思ったりするのですが。

squaredjackets.hatenablog.com

これはそのど真ん中にあるテイク。
2人によるハードバップ全開!なユニゾンのフレーズも息ピッタリで快し。
後述する曲と比べてアクや汗臭さが少なく、気軽に聴いて気軽にアツくなれる、素晴らしくジャジーな演奏です。

 

・John Ellis & Marcus Strickland (L.N.K. Blues / Robert Glasper)

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今から14年前にFresh Sound New Talentよりリリースされた、ロバート・グラスパー初のリーダー作Moodより。
アルバムの最後は、2002年のセロニアス・モンクサキソフォンコンペティションで2位と3位を飾ったジョン・エリスマーカス・ストリックランドが登場。(ちなみに優勝は後述するシェーマス・ブレイク)

モンクコンペの延長線のごとくバチバチ&ブリブリ、スピード違反スレスレで吹きまくる2人の熱量と言ったらもう。

当時、まだ23~25歳前後だったメンバーたちの「俺たちで次世代を作ってやろうぜ」という気概が感じられる、若さ大爆発(暴発?)な演奏。

100点!


Michael Brecker & Seamus Blake (Goodbye Porkpie Hat / Charles Mingus)

youtu.be

で、↑のモンクコンペで1位を獲ったシェーマス・ブレイクが若かりし頃、マイケル・ブレッカーと共演した際の映像。
シェーマスはビッグバンドの一員ですが、途中でソロを吹いています。
ブレッカー以前/以後で分けることも出来てしまうぐらい、ジャズテナーにおけるマイケル・ブレッカーの影響というのは大きいと思うのですが、その本人を前にしても怖気づくことなくアグレッシヴに吹きまくるシェーマスのスター性。

それにしても、ブレッカー御大の無伴奏ソロはいつ聴いても圧巻です。

 

・Joe Lovano & Chris Potter (Mr. P.C. / John Coltrane)

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20世紀のジョー・ロヴァーノ、21世紀のクリス・ポッター
新旧インフルエンサーたちによる、ジャズテナー史上最大のインフルエンサージョン・コルトレーンのカバー。

クリス・ポッターは影響を受けた奏者にジョー・ロヴァーノを挙げているぐらいですから、気合の入り方も相当なもの。
コルトレーンも天国でウンウン頷いていることでしょう。

 

Joshua Redman & Mark Turner (Leap Of Faith / Joshua Redman)

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ジョシュア・レッドマンのリーダー作Beyondより、マーク・ターナーがゲスト参加の1曲。
僕が勝手に「21世紀版 至上の愛」と勝手に呼んでいる曲です。
マークの吹いた音にジョシュアが呼応してフレーズを返し、そのフレーズに反応してマークが更に音を重ねる。
特に英語学習でやるシャドーイング並のスピードでマークのフレーズを反復し、自己流に昇華させるジョシュアの処理能力にヤられること間違いなし。
互いの声に呼応する、これぞ究極のインプロヴィゼーション

マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズによるあの黄金カルテットをを彷彿とさせるアーロン・ゴールドバーグ(pf)、ルーベン・ロジャーズ(B)、グレゴリー・ハッチェンソン(Dr)のリズムセクションも超強力。

僕的にはめちゃくちゃ推してる曲なんですけど、どうも認知度が低いようです。
マークのリーダー作にジョシュアがゲスト参加している、317 East 2nd Streetの方が有名かもしれませんね。

YouTubeには無いテイクなので、CDで発掘してみてくださいませ。

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おまけ:
Michael Brecker & Dave Liebman & George Garzone & Joshua Redman (Impressions / John Coltrane)

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コルトレーンに愛をこめて。
クセが強すぎる。