365日をH棟で

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大学院生。のんびり。

君の変変変拍子からポリリズムが♪

変拍子ポリリズムが好きだ!

男なら誰しも一度は魅了されるであろう、複雑な拍子や入り乱れるリズムの妙。

みんな結構好きですよね?そうでもないですか?そうですか…

僕の度肝を抜いていった曲たちの一部をご紹介。

 ・変拍子系 (Don Ellis Orchestra)


Don Ellis Orchestra - 33 222 1 222

ジャズ界のオーパーツ、変態キング(命名:きゃっぷ)ことドン・エリス
映画「セッション」の原題にもなっているWhiplashはドン・エリスの曲です。テレビでもよく聴くメロディーになりましたが、あの曲も大部分が7/4拍子です。
微分音の出せるトランペットにスターウォーズ(???)みたいなエフェクトをかけてビートルズHey Judeをめちゃくちゃにしたり、MCで「じゃあ次はシンプルな27/16拍子の曲でリラックスしましょうか」と言ったり、ドン・エリスはとにかく変態な曲が多いのですが、初見のインパクトで言えばコレ。

3+3+2+2+2+1+2+2+2+2=19/4拍子

編成がツインドラム+トリプルベースな時点でお察しください。
ちなみに木管セクションにはクロスオーバー・フュージョンの黎明期を支えたサックス奏者、トム・スコットが参加しています。

 

ポリリズム系 (King Krimson)


King Crimson - live 1984 - Frame by Frame


キング・クリムゾン第4期より、Frame By Frameという曲。
一応、ポリリズムという位置づけで。
ギタリスト2人(ここではエイドリアン・ブリューロバート・フリップ)が7/4拍子13/8拍子のリフを同時に演奏、8分音符が1つずつズレることでディレイの様なズレが生まれ、何度か繰り返すうちにまたシンクロする…とても芸術点の高いポリリズムです。
昔、1人多重録音でコレを再現しようと試みたことがあったのですが、どちらかが確実につられます。
要忍耐力。

 

変拍子でも何でもない系 (Mehliana)



Brad Mehldau and Mark Guiliana - You Can't Go Back Now


ブラッド・メルドー(Key)マーク・ジュリアナ(Dr)による実験的ユニット、メリアナの処女作にして怪作。
「マーク・ジュリアナってドラマーとして何がスゴイの?」と問われれば、まずはこの曲から。
曲自体は何の変哲もない4/4拍子ですが、「6連符」「アクセントの位置ずらし」の組み合わせだけで異次元を演出してしまう技術力はオンリーワンでしょう。
あと、曲がメトロイドのBGMっぽくて好きです。

 

・謎の技術系 (Vijay Iyer Trio)


Vijay Iyer Trio - Human Nature


インド系アメリカ人ピアニスト、ヴィジェイ・アイヤーのトリオによるマイケル・ジャクソンのカバー。
パッと聴き、変拍子でも何でもなくない?
僕も初めて聴いた時は12/8拍子だ、と感じました。
ところがどっこい、実は13/8拍子です。(ピアノのメロディーに合わせて123,123,123,1234でカウントすると分かりやすいかと思います)

…トリックアートか何かかしら?

おそらく、ヴィジェイ・アイヤーが12/8拍子を13個に割っている or ドラムのマーカス・ギルモアが13/8拍子を12個に割っているからこう聴こえるのだとは思うのですが、どちらにせよド変態技術なので、深くは考えないことにします。

 

・もはや不明系 (Chris Dave & The Drumhedz)


www.youtube.com


ドラム界の(いい意味で)問題児こと、クリス・デイヴと愉快な仲間たち。
知らない人から見れば放送事故。
ギターのアイザイア・シャーキーも途中からアメイジング・グレイスを演奏し始めてしまう始末。
この曲は来日公演でも聴いたのですが、ドラムがみんなと合流したときに思わずイェイ!と叫んじゃうんですよね。
クリス・デイヴの思うツボです。

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なんやかんやでやっぱりジャズ畑の紹介に偏ってしまいますね。
コリン・ヴァロンなんかも変拍子ポリリズムに分類される曲が多いのですが、それだけで記事が1個書けてしまいそうなので、ここらで切り上げさせていただきます…