squaredjacketsのブログ

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NO_ONE EVER REALLY DIES / N.E.R.D.

久しぶりの音楽ちっくなブログ。

先月リリースなので、2017年の新譜に相等するわけですが…

NO_ONE EVER REALLY DIES / N.E.R.D.

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ファレル・ウィリアムス率いるN.E.R.D.のニューアルバム。

かれこれ5年の付き合いになるジャズ研時代の先輩と名盤・新譜を紹介し合うLINEグループで、このアルバムがスゴイ!と教えられたので、聴いてみました。

リアーナ、ケンドリック・ラマー、アンドレ3000エド・シーラン等の客演が豪華。ファレルに関しては歌もプロデュースも好きですが、今作はゲスト陣に釣られました。

ぐるりと聴いてみた感じだと、Don't Don't Do It!がエゲツない!

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R&B系の曲(アーバン的なサウンドのイントロがちょっとEspeciaっぽい)かと思ったら、小気味良いリフでアップになり、中盤からケンドリック・ラマーによる怒涛のマシンガンフロウ。先輩の「ビバップの超絶ソロを聴いているときのような高揚感があった」というコメントは言い得て妙。

トラックとの相乗効果でノリにノッている時のケンドリックは本当にカッコいい。

ビヨンセFreedomとか…

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フライング・ロータスNever Catch Meとか…

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話が完全にケンドリックに持って行かれちゃいました。とにかく、客演のケンドリックは最高にヤバいよって話。

ちなみに、Don't Don't Do It!はノースカロライナであった警官による黒人の銃殺事件がモチーフだそう。

ノースカロライナ州シャーロットで警官が黒人男性射殺、抗議デモが暴動に

被害者の妻が銃を持った警官に対して、お願いだからやめて!(Don't Don't Do It!)と叫んでいるビデオ映像を見てインスパイアされたファレルが、このセリフにメロディーを加えて曲にしたんだそうです。歌詞にも当時の状況を示すフレーズが散りばめられています。

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余談ですが、警官による黒人の銃殺事件をモチーフにした曲で、個人的に最も衝撃を受けたのが、ケンドリック・スコットのPhilandoという曲。

Kendrick Scott – "Philando" - YouTube

警官に撃たれ死にゆく彼女の恋人の姿を、Facebookで300万人が見ていた:米ミネソタ州|WIRED.jp

フィランド・キャスティルという黒人の青年が警官に射殺される様子が、フィランドの恋人によってフェイスブック上で生中継された事件。

その映像から引き抜いた音声を編集したものに、ケンドリック・スコットがドラムの生演奏を加えています。

惨状を伝える酷い音声と、怒りに近い表情のケンドリック、そして怖いぐらい淡々としたドラムの対比。

出来ることなら、こういった曲が作られることのない世界であってほしいなと思います。

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余談、終わり。

N.E.R.D.の曲を聴くのは初めて、というかそもそもグループの存在すら知らなかったのですが、グループ名(誰も真の意味で死ぬことはない)やジャケ写のゴツさに敬遠するのは勿体無いぐらい、音楽的には聴きやすいアルバムでした。

ファレル・ウィリアムスの「自身のプロデュースと歌で、どんな曲でもポップな世界観に落とし込む」能力の高さが遺憾無く発揮されているように感じました。

ヒップホップの市民権はどんどん拡大していっているとは思うのですが、苦手意識のある人はかなり多いですからね。日本でも大ブレイクしたHappyはヒップホップというよりはマイルド系のファンク・R&Bですが、誰でも口ずさめるポップなメロディーは、ジャンルを越境して世界中から受け入れられました。そういったことが出来るのが、ファレルの"ウマさ"なのかなぁ。

引っ張った割には大したこと言うてないですね。

久しく新譜を聴いていないせいですっかりボケてしまった僕にとって、目の覚める1枚でした。

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前から思ってたんですけど、ファレルの顔ってなんか…

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見ていると不思議な気分になる。

顔立ちが綺麗な割に、目が笑ってないからなんでしょうかね?

 

ノー ワン・エヴァー・リアリー・ダイズ

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