squaredjacketsのブログ

365日をH棟で

音楽が好きな大学院生。のんびり。

修理、魅せます。

2世代前の据え置きゲーム機、wii

いま遊んでもかなり楽しめるし、ついこないだもwiiスポーツを中古で買ってしまった。テニスとベースボールがめちゃくちゃ面白い。
wiiリモコンによる操作の手軽さは、自室で遊ぶマニア向けに進化していった据え置きゲーム機を、再びお茶の間の主役に引き戻したと思う。

そんなwiiはインターネット接続が可能なこともあり、様々なコンテンツが配信されていた。その中の一つが「wiiの間」。お茶の間でテレビを観るかのような感覚の、ビデオ・オン・デマンドなサービス。

その中で一つの番組が好きだった。タイトルにもなっている「修理、魅せます。」という番組。壊れてしまった思い出の品を修理する超一流職人たちの様子を、石坂浩二さんのナレーションで紹介するというもの。丁寧な番組作りが好みで、NHKのドキュメンタリーを観ているような気分になれる。

YouTubeで久しぶりに観て、たまらん気持ちになった。

・管楽器(Cメロディーサックス)

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界隈ではかなり有名な楽器リペア店、高橋管楽器にフォーカスした回。オンボロなCメロサックスをピカピカにする作業の様子が描かれている。僕もサックスは2本所有していて、テナーは2回ほど大事故を起こしてしまっている。その際もリペアマンの手によって再生したので、管楽器の修理屋さんには頭が上がらない。酸化した銀メッキが綺麗に再生した姿はグー。サテンシルバー、インナーベルがゴールドプレートの楽器ってホント美しいよね。

ちなみにサックス関連だと、MojoBariというアメリカのマウスピース職人が自分が行った修理の様子をYouTubeにアップしている。下に貼った動画は一見の価値あり。曲がりまくり、凹みまくりのビンテージマウスピース(ジョン・コルトレーンのブルー・トレインのジャケ写に映っているマウスピースと同型)を、新品のように再生させている。ここまでレストアしてしまうとビンテージとしての価値は一切なくなるけれど、ゴミ同然のマウスピースがちゃんと使えるになるのは大きいよね。

Link NY Tone Master Metal Repair Restoration - YouTube

・靴

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ソールがボロッボロになり、メーカーからも修理を断られてしまったブーツの再生物語。旦那さんへ初めて贈ったプレゼントをもう一度履けるようにしたい、という依頼。こういった背景物語がこの番組の味わい深さをプラスしている。ハンドソーン・ウェルテッド手法の靴は手間暇かかってるんだなぁ、って。

・ジーンズ

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デニム修理職人にフォーカスした回。躊躇なく生地を切り開き、穴の開きまくった部分を綺麗に塞ぐ技術が凄すぎる。
「これからもどんどん穿いて、ぶっ壊していってもらいたいなと…で、また送ってもらえたら、またちゃんと治しますんで」
これほど頼もしい言葉はない!

A.P.C.のデニムでは股がボロボロになり、あて布をしている方も多い。現在の僕は股に負荷をかける生活はしていないので、しばらくは大丈夫だと思うけれど、ボロボロにならないように気を付けたい。バトラープログラムにも出したいし。

・時計

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依頼者の亡くなってしまった伯父が愛用していた時計を、再生させる時計職人にフォーカスした回。ほんの数十ミクロンの部品をイチから再生させる技術。手先が器用、で括れるような仕事ではない。無事に時が戻った時計を見て嬉しそうな依頼者の父の顔がとても晴れやかで良い。

・写真

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何が起こってるのか全く分からない。神の手としか言いようがない。パソコンのようなマニュアルのあるデジタルデータではなく、写真というアナログの塊を、自分の知識と勘だけを頼りに綺麗に修復する職人。ハハァ~~~(土下座)

 

日本が世界に誇る職人たちの弛まぬ努力とその結晶を垣間見える10分間、ぜひ「wiiの間」で味わってみてください。